脳の解剖を勉強している人
脳梗塞について勉強している人
内包というものに困惑していたりしませんか?
自分も困惑してしまったのを覚えています😅
名前から役割が全く想像できませんよね。
そんな内包をできるだけ簡単に解説してみようと思います。
内包の場所
内包の場所は、この赤と緑と黄色に挟まれた、
逆「く」の字の場所!

(反対側だと「く」の字)
そこを詳しくイラストで見るとこのオレンジと緑の場所であらわされます。

「く」の字の中に、いろいろ詰まっていますね!
次は、何が詰まっているかを含めて、役割を解説します。
内包の役割
内包の役割は、2つあります。
内包の役割:
- 一次運動野から筋肉へ命令が伝わる経路である錐体路・錐体外路が、集まって束になっている。
- 全身から一次感覚野へ、感覚の情報が集められてくる経路が集まって束になっている。
この2つです。
なので、ここが障害されると半身麻痺や半身の感覚低下が起こります。
錐体路、錐体外路については、前の記事で解説したのでわからない方は読んでみてください!
内包の障害はいつ起こるの?
では、内包の障害はいつ起こるのでしょうか。
どういうときに障害されるのかイメージしずらいですよね。
実は、脳の血管が詰まることによって血流が途絶えて障害されます。
内包を栄養する血管は、穿通枝というほっそい血管です。
ほっそいから詰まりやすいんですね!
穿通枝の位置はココです!

このように内包は、
穿通枝は、中大脳動脈という血管から分かれています。
この穿通枝が詰まってしまうと、ラクナ梗塞(脳梗塞の一種)になり、
麻痺や感覚異常が出てしまいます。
- 一次運動野から筋肉へ命令が伝わる経路である錐体路・錐体外路が、集まって束になっている。
- 全身から一次感覚野へ、感覚の情報が集められてくる経路が集まって束になっている。
この二つの経路が遮断されてしまうからですね!!
なので、脳梗塞と内包は関わりが深いんです!
まとめ
内包は、「錐体路・錐体外路」「感覚神経」の通り道
が集まって束になった場所です。
穿通枝という細い血管が栄養しているので詰まりやすい。
よってラクナ梗塞という脳梗塞の一種で障害されてしまう。
症状は「半身麻痺・半身の感覚低下」でした!
内包じゃなくて、「大通り」とかにして欲しいですね!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
時々勉強系の記事も書いていこうと思います!他の記事も良ければ読んでみてください!
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